「スピリチュアルな意味は?運気は下がる?」
「ぬいぐるみを断捨離したらバチが当たる?」
このようにお悩みではないでしょうか。長年、生活を共にしてきた大切なぬいぐるみ。いざ処分しようと思うと、不安や罪悪感に苛まれるのではないでしょうか。

はじめまして。スピリチュアルライターの「ゆう」と申します。
この記事では、ぬいぐるみを捨てるときのスピリチュアルに着目し、運気への影響やバチが当たるのか、呪われるのか、といった疑問を解消していきます。
また、風水の観点から見た考え方や神社での供養、塩を使ったお清めの仕方、断捨離の効果についても深堀りします。
あなたが抱える心の重荷を軽くし、感謝の気持ちと共にぬいぐるみと穏やかにお別れするための知識を網羅的に解説します。
- ぬいぐるみを捨てるスピリチュアルな意味
- 運気への影響と多くの人が抱く不安の正体
- 罪悪感なく愛着のある人形を手放せる供養
- どうしても捨てられない場合の選択肢
ぬいぐるみを捨てるときのスピリチュアルな変化|罪悪感と運気
- ぬいぐるみを捨てるのはスピリチュアル的にどうなの?
- 罪悪感を乗り越えるには
- バチが当たる・呪われるは本当?
- 風水で見るぬいぐるみ捨てる事と運気の関係
- 断捨離する驚きの効果
ぬいぐるみを捨てるのはスピリチュアル的にどうなの?
ぬいぐるみを「手放したい」という感情が芽生えたとき、それはあなたの魂が新しいステージへ向かおうとしている、重要なスピリチュアルサインである可能性が高いです。
多くの方が抱く、捨てることへの躊躇や罪悪感の裏には、実はポジティブな変化の兆しが隠されています。
スピリチュアルな観点から見ると、この感情は過去の自分自身や、終わった恋愛関係など、古いエネルギーからの解放を意味する、魂の成長の証と解釈できるのです。
あなたが長年大切にしてきたぬいぐるみは、楽しい思い出や愛情だけでなく、時には悲しみ、ストレス、不安といった様々なエネルギーを吸収していると考えられています。
物理的な存在でありながら、あなたの感情の受け皿として、目に見えないエネルギーをその内に溜め込んでいるのです。
そのため、ぬいぐるみを手放すという行為は、部屋のスペースを空ける以上の、深い霊的な意味を持つことになります。
エネルギーの浄化と新しい流れの創出
スピリチュアルな世界では、ぬいぐるみを適切に処分することは、過去の感情的な執着から自身を解放し、新しいエネルギーや幸運を受け入れるためのスペースを心と生活空間に作り出す「エネルギーの浄化」という、極めて重要な意味合いを持ちます。
これにより、停滞していたエネルギーが再び流れ始め、金運、恋愛運、仕事運など、あなたの人生全般がより良い方向へと進むための道筋が整うと言えるでしょう。
つまり、ぬいぐるみを捨てたいという気持ちは、あなたが次のステージへと飛躍する準備ができたという、魂からの前向きなメッセージなのです。
この変化のタイミングを逃さず、感謝の気持ちを込めてぬいぐるみを手放すことで、あなたは過去の自分を乗り越え、より軽やかで輝かしい未来へと歩みを進めることができるのです。
罪悪感を乗り越えるには
ぬいぐるみをゴミ袋に入れようとした瞬間、胸が締め付けられるような「かわいそう」「申し訳ない」という感情に襲われた経験はありませんか。
その罪悪感は、あなたが非常に心優しく、物事を深く慈しむことができる素晴らしい人間性の証拠です。決して、あなたが冷たい人間だからではありません。
この罪悪感の正体を理解し、その感情と丁寧に向き合うことで、心の負担を大きく軽減することができます。
この罪悪感の根源は、主に以下の4つの感情から構成されていると考えられます。
- 強い愛着と擬人化
- 文化的・物語的な影響
- 自己投影と自己否定
- 感謝の気持ちの表出不足
強い愛着と擬人化
罪悪感の最も大きな原因は、長年共に過ごす中で育まれた「強い愛着」です。
特に幼少期から一緒だったぬいぐるみは、もはや単なる「モノ」ではなく、嬉しい時も悲しい時もそばにいてくれた「家族」や「親友」のような存在です。
無意識のうちに名前をつけ、話しかけ、まるで生きているかのように扱う「擬人化」によって、それをゴミとして処分することに強い心理的抵抗を感じてしまうのです。
文化的・物語的な影響
私たちは、昔から語り継がれてきた怪談話や、人形が動き出すといったホラー映画、アニメなどの物語から、知らず知らずのうちに「人形には魂が宿る」という観念を刷り込まれています。
これらの物語が、「もし粗末に扱ったら、何か良くないことが起きるかもしれない」という漠然とした、しかし根深い不安を心に植え付け、罪悪感へと繋がっているのです。
自己投影と自己否定
ぬいぐるみを「かわいそう」と感じる時、実はそのぬいぐるみに自分自身の一部を投影している場合があります。
例えば、誰にも言えない寂しさや悲しみをぬいぐるみにだけ打ち明けていた場合、それを捨てる行為が、まるで自分自身の弱さや過去を否定し、切り捨てるように感じられてしまうのです。
この自己否定の感覚が、強い罪悪感として表れることもあります。
感謝の気持ちの表出不足
心の奥底では「もう役目は終わった」と理解していても、「ありがとう」という感謝の気持ちをどう表現していいか分からず、その戸惑いが罪悪感に変換されるケースもあります。
この罪悪感を乗り越える鍵は、ぬいぐるみを「ゴミ」としてではなく、これまで共に過ごした時間への感謝を込めて、敬意をもって「送り出す」対象として捉え直すことです。
後述するお清めや供養といった具体的な方法を通じて、あなた自身が心から納得できるお別れの形を見つけることで、罪悪感は自然と感謝の気持ちへと昇華されていくでしょう。

バチが当たる・呪われるは本当?
「ぬいぐるみを捨てるとバチが当たって不幸になる」「持ち主を恨んで呪われる」といった話は、怪談や都市伝説として頻繁に語られます。
しかし、結論から言うと、これらは科学的な視点から言えば根拠が全くない迷信です。ぬいぐるみを処分したという行為そのものが、あなたに直接的な不幸や災いをもたらすことはありません。
多くの人が抱く恐怖心の正体は、心理学的な要因や文化的な背景によって説明することができます。
「捨てた後に悪いことが続いた」という体験談は、心理学でいう「確証バイアス」の一種と考えられます。
これは、人が自分の信じたいことや仮説を支持する情報ばかりを無意識に集め、反対の情報を無視してしまう傾向のことです。
つまり、「捨てたから悪いことが起きるかもしれない」という不安な気持ちでいると、日常の些細な不運(例:鍵をなくす、仕事でミスをするなど)を全てぬいぐるみの処分と結びつけてしまい、「やはりバチが当たったんだ」と結論づけてしまうのです。
不安を煽る情報源との付き合い方
インターネット上や口コミでは、興味を引くためにことさらに恐怖を煽るような情報が溢れています。
「呪い」や「祟り」といった強い言葉は、私たちの本能的な恐怖心を刺激しますが、それらはあくまでエンターテイメントの世界の話です。
ぬいぐるみを処分すること自体に、あなたやあなたの家族に害をなすような超自然的な力は存在しないということを、まずは冷静に理解することが大切です。
役目を終え放置されたぬいぐるみは運気を下げる
むしろ、スピリチュアルな観点では、役目を終えたにもかかわらず、ほこりを被ったまま放置されているぬいぐるみの方が、家全体のエネルギーの停滞を招き、運気を下げてしまうと考えられています。
大切なのは、根拠のない恐怖心に支配されるのではなく、これまでの感謝の気持ちをしっかりと伝え、敬意を持って手放すという「あなた自身の心の在り方」なのです。
風水で見るぬいぐるみ捨てる事と運気の関係
「ぬいぐるみを捨てると、一緒に幸運まで捨ててしまいそうで怖い」と心配される方が少なくありません。しかし、風水の世界では、その考え方は全くの逆です。
古くて使わなくなった物、特に生命の形を模したぬいぐるみや人形を手放すことは、家の中に新しい「気(エネルギー)」の流れを生み出し、運気を劇的に上昇させるための非常に有効なアクションだと考えられています。
風水において、家は住む人の運気を映し出す鏡であり、その中の気の流れがスムーズであることが何よりも重要視されます。
不要な物が溢れている家は、気の流れが滞り、「淀んだ水」と同じように運気全体が停滞してしまうのです。
ぬいぐるみは「気」を吸収するスポンジ
風水では、特に人や動物をかたどったぬいぐるみは、単なる置物ではなく、「気」を吸収し、持ち主の運気を分け合う特殊な存在として捉えられています。
そのため、部屋にぬいぐるみが多すぎると、あなたの持つ運気(エネルギー)がそれぞれのぬいぐるみに分散してしまい、結果的にあなた自身のエネルギーが不足する原因になりかねません。
寝室
風水では、寝ている間に人はその日の疲れを癒し、新しいエネルギーを充電すると考えられています。その無防備な状態の寝室に多くのぬいぐるみがあると、あなたの気がぬいぐるみに吸い取られ、疲れが取れにくくなったり、悪夢を見やすくなったりすると言われています。
玄関
玄関は、全ての運気が入ってくる最も重要な場所です。この玄関にぬいぐるみを置くと、外から入ってくる良い気をぬいぐるみが吸ってしまい、家の中まで幸運が届きにくくなってしまう可能性があります。
運気を本気で上げたいと願うのであれば、まずは不要になったぬいぐるみを処分し、新しい幸運やチャンスが入ってくるための「スペース」を物理的にもエネルギー的にも確保することが不可欠です。
ぬいぐるみを整理することで、停滞していた気の流れが活性化し、金運、恋愛運、健康運など、あなたの望む運気を引き寄せるための強力な土台が築かれるのです。
断捨離する驚きの効果
「たかがぬいぐるみを整理するだけで、人生が変わるなんて大げさな」と感じるかもしれません。
しかし、ぬいぐるみの断捨離は、単に部屋が物理的に片付くだけでなく、あなたの心、そして人生の運気にまで、驚くほどポジティブで劇的な効果をもたらす可能性を秘めています。
物理的な効果と、より本質的である精神的・スピリチュアルな効果に分けて、その具体的な変化を見ていきましょう。
物理的な効果:衛生的で快適な空間の創出
まず、誰にでも実感できるのが物理的な効果です。ぬいぐるみが占めていたスペースが解放されることで、収納に大きな余裕が生まれます。
物が少なくなることで部屋全体がスッキリし、日々の掃除が格段にしやすくなるという大きなメリットも。さらに重要なのが衛生面です。ぬいぐるみは布製品であるため、どうしてもホコリや髪の毛を吸着しやすく、湿気と相まってダニやカビの温床になりがちです。
定期的な洗濯も手間がかかるため、断捨離はアレルギー対策や健康的な生活空間を維持する上でも非常に効果的です。
精神的・スピリチュアルな効果:新しい人生の扉を開く
ぬいぐるみの断捨離がもたらす真の効果は、目に見えない精神的な側面にこそあります。
- ストレスの大幅な軽減
- 思考のクリア化と集中力の向上
- 金運・恋愛運の劇的な向上
- 過去からの解放と自己肯定感の確立
ストレスの大幅な軽減
物が多いという状態は、それだけで無意識の内に「管理しなければならない」というプレッシャーを生み、情報過多な状態を作り出して精神的なストレスの原因となります[16]。ぬいぐるみを厳選し、手放すことで、視覚的なノイズが減り、心が驚くほど軽くなるのを感じられるでしょう。
思考のクリア化と集中力の向上
物理的な空間の整理は、そのまま頭の中の整理に直結します。
ごちゃごちゃした環境は注意力を散漫にさせますが、スッキリと片付いた空間では思考がクリアになり、仕事や勉強、創造的な活動への集中力が格段に高まります。
金運・恋愛運の劇的な向上
スピリチュアルな観点では、古いものへの執着はエネルギーの停滞を意味します。
特に過去の思い出が強く染み込んだぬいぐるみを手放すことは、停滞していた金運や恋愛運のエネルギーを解放し、新しい流れを呼び込むための強力な起爆剤となります。
過去の恋愛の象徴であったぬいぐるみを手放した途端に新しい出会いが訪れた、といった話は決して珍しくありません。
過去からの解放と自己肯定感の確立
「手放す」という行為は、主体的な「決断」の連続です。どのぬいぐるみを残し、どれに感謝してお別れをするか。このプロセスを通じて、あなたは自分にとって本当に大切なものは何かを見極める力を養います。
そして、過去の自分や思い出にただ執着するのではなく、感謝して卒業するという経験は、大きな自己肯定感をもたらし、未来へ向かうための自信を与えてくれるのです。
ぬいぐるみの断捨離は、まさに新しい人生の扉を開くための、神聖な儀式となり得るのです。
浄化におすすめできるスピリチュアルなアイテム
スピリチュアルな面で不安や疑問を感じている場合は、浄化アイテムを取り入れることで心の平穏を取り戻せたり、運気を上げることができる場合があります。
エネルギーの滞りを解消し、心と空間を清めるアイテムは、日常生活の中で手軽に使えるものが理想的です。
クリスタルチューナー4096Hzの癒しの波動
クリスタルチューナー4096Hzは、「天使の扉を開く音域」とされ、ネガティブなエネルギーを優しく溶かしていくと言われています。
水晶に優しく当てると広がる澄んだ音色は、オーラやチャクラに直接働きかけます。感情的になったり、思考が堂々巡りしたりするとき、この純粋な音が意識を高次元へと引き上げてくれるでしょう。
使い方はとても簡単です。静かな場所で深呼吸をしながら、クリスタルチューナーを優しく鳴らします。その音色に意識を集中させ、音が消えるまで耳を傾けましょう。
これを数回繰り返すだけで、心が徐々に落ち着いていくのを感じられるはずです。
パワーストーンの浄化にも使えるので、お気に入りの石と一緒に使うことで相乗効果が期待できます。
ホワイトセージの浄化スプレー
日々の生活で溜まったネガティブなエネルギーを手軽に浄化したいなら、ホワイトセージの力を借りるのがおすすめです。
ホワイトセージは古くから「けがれを祓う神聖なハーブ」として知られ、ネイティブアメリカンの儀式でも使われてきました。
とくにLUCAS(ルカス)のホワイトセージ浄化スプレーは、アメリカオーガニック認証を取得した最高級エクストラ・ホワイトセージから抽出したエッセンシャルオイルを配合したアイテムです。
人工香料や保存料は一切含まず、天然由来成分100%のため、安心して使えます。
不安や悩みがあるとき、シュッとひと吹き。天然石がキラキラ輝く美しいボトルから広がる優しい香りが、心と空間を清らかに包み込みます。
ホワイトセージの香りには心を落ち着かせる効果があり、ストレスや不安を和らげるのに役立ちます。眠れない夜にも、枕元にひと吹きするだけで穏やかな眠りへと誘ってくれるでしょう。
ぬいぐるみ捨てる時のスピリチュアルな供養と手放し方
- こんまり流の手放し方(断捨離)とは
- ぬいぐるみを捨てる前に塩で清める方法
- 神社での供養と費用の目安
- ぬいぐるみにまつわる伝説や逸話
- ぬいぐるみ捨てる前に知るべきスピリチュアルな注意点
こんまり流の手放し方(断捨離)とは
世界的な片づけコンサルタントである近藤麻理恵(こんまり)さんは、人形やぬいぐるみを手放す際の、罪悪感を和らげるための独自の方法を提唱しています。
この方法は、ぬいぐるみが持つ「生き物っぽさ」を少しだけ減らすことで、心理的な抵抗を少なくする工夫が凝らされています。
目や髪の毛を隠す
人形やぬいぐるみの「うるおい」を感じさせる部分、特に目を白い紙などでそっと隠します。これにより、視線を感じなくなり、無機質な「モノ」として捉えやすくなります。
塩と一緒に入れる
ゴミ袋に入れる際に、お清めの意味を込めて少量の塩を一緒に入れます。
感謝を伝える
最後に袋の口を閉める前に、「今まで本当にありがとう」と心の中で(あるいは声に出して)伝え、手を合わせてお別れをします。
この方法は、ぬいぐるみを単に捨てるのではなく、感謝の気持ちを込めて送り出すという「儀式」としての側面を大切にしています。
この一手間を加えるだけで、手放す側の心の負担は大きく軽減されるはずです。
ぬいぐるみを捨てる前に塩で清める方法
「どうしてもゴミとして捨てることに抵抗がある…」という方におすすめなのが、自宅でできる塩を使ったお清めです。
これは、ぬいぐるみに感謝の気持ちを伝え、浄化してから手放すための簡単な儀式です。
塩を使った浄化方法
手順はとてもシンプルです。
- まず、乾いた布などでぬいぐるみの表面のホコリや汚れを優しく拭き取ります。
- お清め用の塩(粗塩が一般的ですが、食塩でも問題ありません)を少量、ぬいぐるみに振りかけます。
- 心の中で「今までありがとう」と感謝を伝えながら、白い紙や布で丁寧に包みます。
- 最後に、自治体のルールに従ってゴミとして処分します。
白い紙で包むだけでも供養になる
もし塩を用意できない場合でも、白い紙で包むだけでも浄化と供養の意味合いがあります。白は神聖な色とされ、浄化の力を持つと考えられているためです。清潔なコピー用紙や和紙、あるいは白いタオルやハンカチで代用しても構いません。
大切なのは、形式ばった作法よりも、「ありがとう」というあなたの感謝の気持ちです。気持ちを込めて行うことで、ぬいぐるみもあなた自身も、穏やかに次へ進むことができるでしょう。
神社での供養と費用の目安
「自分の手で処分するのはどうしても忍びない」という場合は、神社やお寺で供養してもらうという選択肢があります。
専門家による丁寧な儀式を通じて、安心してぬいぐるみとのお別れができます。
人形供養の流れ
神社やお寺で行われる人形供養は、一般的に以下のような流れで進められます。
- 集められた人形やぬいぐるみを丁重にお清めします。
- 神職や僧侶が祝詞(のりと)やお経を奏上し、持ち主の感謝の気持ちを神仏に伝えます。
- 参列者や持ち主が最後のお別れをした後、忌火(いみび)と呼ばれる清浄な火によってお焚き上げされます。
供養料金の相場
供養にかかる費用(初穂料・供養料)は、神社やお寺によって様々です。事前に公式サイトなどで確認しましょう。
供養の単位 | 料金相場 | 備考 |
---|---|---|
1体につき | 1,000円 ~ 5,000円 | 神社によっては500円程度の場所もあります。 |
1箱・1袋につき | 3,000円 ~ 10,000円 | みかん箱程度の段ボール1箱あたりの料金設定が多いです。 |
郵送での受付に対応している寺社も多いため、遠方からでも依頼することが可能です。
主要な供養場所の例
- 大宝八幡宮(茨城県):毎年3月と9月の最終日曜日に人形供養慰霊祭を開催しています。
- 本寿院(東京都):毎月第2日曜日に供養を行っています。
- 玉村八幡宮(群馬県):毎月10日に人形感謝祭を開催しています。
ぬいぐるみにまつわる伝説や逸話
ぬいぐるみを捨てることに抵抗を感じる背景には、古くから語り継がれてきた「物に魂が宿る」という考え方が深く根付いています。
これは日本独自のアニミズム(自然界のあらゆるものに霊魂が宿るとする考え方)に由来するもので、決して非科学的な迷信と一蹴できるものではありません。
人形や道具に宿る魂の物語
日本では、長年使われた道具には「付喪神(つくもがみ)」という神や霊が宿ると信じられてきました。これは、物を大切に使い続けることで、そこに魂が芽生えるという考え方です。
同様に、常に人の傍らにあり、愛情を注がれるぬいぐるみや人形にも、持ち主の想いや念が宿りやすいと考えられてきたのです。
また、怪談話や映画、昔話の中では、大切にされなかった人形が持ち主を恨んだり、夜中に動き出したりする物語が数多く描かれています。
これらの物語はフィクションですが、私たちの深層心理に「物をぞんざいに扱うと良くないことが起きる」という教訓として刻み込まれています。
ぬいぐるみを捨てる際に感じる不安や罪悪感は、こうした文化的背景から来る、ごく自然な感情なのです。だからこそ、処分する際には「供養」という形で、宿った想いを天に還し、感謝を伝える儀式が重要視されてきたと言えるでしょう。
付喪神(つくもがみ)の思想
付喪神とは、作られてから百年を経た道具に魂が宿り、妖怪と化したものとされています。
これは、「物を大切に長く使えば、そこに魂が芽生える」という思想の裏返しであり、逆に言えば「粗末に扱えば、祟りをなすこともある」という、物への戒めを込めた教えでもあります。
常に人の傍らに置かれ、子供の遊び相手となり、時には涙を受け止めるぬいぐるみは、他のどの道具よりも持ち主の「念」や「想い」が宿りやすいと考えられてきたのは、ごく自然なことなのです。
都市伝説「ロンパールームのクマ」
この「人形が消える」というモチーフを現代に伝える有名な都市伝説が、かつて放送されていた子供向け番組『ロンパールーム』にまつわる逸話です。
生放送中、しりとりで不適切な言葉を発した子供が、CM明けに席から消え、代わりにクマのぬいぐるみが置かれていた、というこの話。
長らく真偽不明の都市伝説とされてきましたが、後年、当時の司会者であったうつみ宮土理さん自身が、事実であったと証言したことで大きな話題となりました。
供養という形で敬意を払う文化
こうした伝説や逸話は、直接的にぬいぐるみの捨て方を教えるものではありません。
しかし、私たちがなぜこれほどまでに人形やぬいぐるみという存在に特別な感情を抱き、その別れに心を痛めるのか、その文化的・心理的な背景を深く理解させてくれます。
ぬいぐるみを手放す際に感じる不安や罪悪感は、あなた一人だけが感じるものではなく、日本の文化に根差した、ある意味で共有された感情なのです。
だからこそ、その感情を否定せず、供養という形で敬意を払う文化が育まれてきたと言えるでしょう。
ぬいぐるみ捨てる前に知るべきスピリチュアルな注意点
ぬいぐるみとの別れを決意し、具体的な方法を選ぶ段階になったら、最後にスピリチュアルな観点から非常に重要ないくつかの注意点を心に留めておきましょう。
これらのポイントを意識することで、ネガティブなエネルギーの影響を避け、あなたとぬいぐるみの双方にとって、真にポジティブで清々しいお別れを実現することができます。
これは、単なる後処理ではなく、あなたの未来をより良くするための大切なステップです。
タイミングを見極める
最も重要なのはタイミングです。部屋を片付けたいという理由だけでなく、あなた自身の内側から「もう手放す時が来た」と自然に感じた時に行動するのが理想です。
焦りや義務感から捨てると、後悔につながる可能性があります。
感謝の気持ちを込める
処分する際は、怒りや悲しみといったネガティブな感情が強い時は避けるべきです。その負のエネルギーがあなた自身に返ってくると考えられているためです。
「今までありがとう」という純粋な感謝の気持ちを持って、穏やかな心でお別れしましょう。
一度に大量に処分しない
特に愛着のあるぬいぐるみが沢山ある場合、一度に全てを処分するのは避けましょう。
エネルギー的に大きな変化をもたらし、心身に負担がかかることがあります。体調が優れない時や、人生の大きな節目も避け、少しずつ進めることが推奨されます。
ぬいぐるみとの別れは、過去の自分との別れでもあります。丁寧な「お別れの儀式」を行うことで、あなたは罪悪感なく、軽やかに未来へと歩み出すことができるでしょう。
=記事の総括:ぬいぐるみを捨てることのスピリチュアルな影響と運気を上げる供養

最後までお付き合いいただきありがとうございました。今回の記事の総括です。
- ぬいぐるみを捨てたい気持ちは、新しいステージへ進む魂のサイン
- ぬいぐるみを捨てるスピリチュアルな意味は、過去からの解放と浄化
- ぬいぐるみを手放す罪悪感は、心優しい証拠であり乗り越えられる
- ぬいぐるみを捨ててもバチは当たらず、呪われることは科学的にない
- 風水では古いぬいぐるみを手放すことで運気が上昇するとされる
- 寝室や玄関にぬいぐるみを置くと運気を吸い取られる可能性がある
- 断捨離は部屋が片付くだけでなく、金運や恋愛運アップの効果も
- こんまり流は、目を隠し、塩と感謝の言葉で手放す方法を推奨
- 自宅でできる供養として、塩で清め白い紙に包む方法が有効
- 塩がない場合でも、白い紙や布で包むだけで簡易的な供養になる
- より丁寧な供養を望むなら、神社やお寺での人形供養が最適
- 供養の費用は数千円からが相場だが、郵送で依頼できる寺社も多い
- 物に魂が宿るという「付喪神」の考えが、捨てる抵抗感の背景にある
- 最も重要なのは、外的な要因ではなく自分のタイミングで手放すこと
- 怒りや悲しみなど、ネガティブな感情が強い時に捨てるのは避けるべき
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