亀は幸運を呼ぶ生き物って本当?
穏やかで愛らしい姿からペットとして人気の亀。実は、亀を飼うことには、私たちの人生に深く関わるスピリチュアルな意味が隠されていると言われています。

はじめまして。スピリチュアルライターの「ゆう」と申します。
この記事では、亀を飼うことのスピリチュアルな意味を解説し、縁起の解釈や風水における意味、亀の伝説や逸話についても深堀りしていきます。
また、亀を飼うときの心理や神社で亀に出会ったときの意味、亀と神様との関係についても紐解いていきます。
亀に対する理解を一層深める手助けとなるはずです。
- 亀が持つスピリチュアルな意味の全体像
- 亀を飼うことで得られるとされる様々な幸運
- 亀にまつわる縁起や言い伝えの真実
- 風水や信仰における亀の重要な役割
亀を飼う前に知りたいスピリチュアルな意味とサイン
- スピリチュアルなサイン
- 亀を飼う人の心理
- 亀を飼うことは縁起が良い?悪い?
- 亀は幸運を呼ぶ生き物とされる理由
- 家に亀が来たときの縁起の解釈
- 風水で見る亀の意味を深堀り
スピリチュアルなサイン
もしあなたが最近、特に理由もなく亀に心惹かれたり、偶然にも亀を見かける機会が増えたりしているのなら、それは単なる偶然ではないかもしれません。
スピリチュアルな観点から見れば、それはあなたの人生が重要な転換期を迎えていることを示す、宇宙や高次の存在からの明確なサインである可能性が高いです。
亀は、そのゆっくりとしていながらも、決して後退しない着実な歩みを通じて、私たちに非常に重要なメッセージを伝えています。
それは、「自分の内なる声に耳を傾け、他人のペースに惑わされずに着実に前進しなさい」という、力強くも温かい励ましです。
長期的な視点を持つことが何よりも重要
現代社会は、常に他者との比較やスピードを求められがちです。
もしあなたが今、キャリアの岐路に立っていたり、将来への漠然とした焦燥感に駆られていたりするならば、亀の存在は「焦る必要はない。あなたの一歩一歩が、確実に未来を築いている」と、足元を照らし、安心感を与えてくれるでしょう。
このサインを受け取った時は、目先の成功や失敗に心を囚われるのではなく、長期的な視点を持つことが何よりも重要になります。
穏やかで安定した日々をもたらすきっかけ
さらに、亀は古くから長寿と永続的な健康の象徴として、世界中で敬愛されてきました。
そのため、亀を家族として迎え入れるという決断は、あなた自身や大切な家族の健康運を向上させ、病気や災難から守り、穏やかで安定した日々をもたらす強力なきっかけになると考えられています。
このスピリチュアルなサインを感じ取った時期は、ご自身の生活習慣を丁寧に見直したり、仕事とプライベートのバランスを再調整したり、心と身体の調和を取り戻すための行動を起こすのに、この上なく最適なタイミングと言えるのです。
亀との出会いは、あなた自身の生命力を活性化させ、より豊かで健やかな人生へと舵を切るための、聖なる招待状なのかもしれません。
亀が伝える深遠なメッセージ
亀との出会いは、単なる物理的な出来事を超え、あなたの守護霊やハイヤーセルフ(高次の自己)が、人生の次のステージへ進むための具体的なヒントとして、亀という媒体を介してサインを送っている可能性があります。
特に、これまで亀に全く興味がなかったのに、急にその存在が気になりだした場合は、より注意深くそのメッセージに耳を傾けてみてください。
それは、新しい学びの開始、人間関係の変化、あるいは魂の成長に繋がる重要な導きであるかもしれません。
亀を飼う人の心理
亀を飼いたいと感じる人の心理には、「癒やし」と「安定」を求める気持ちが深く関わっています。日々の忙しい生活やストレスから解放され、穏やかな時間を過ごしたいという願望が、亀のゆっくりとした動きや静かな存在感に投影されているのです。
また、亀を飼う人は、物事をじっくりと考え、長期的な視点でコツコツと努力を続けることができる忍耐強い性格の持ち主が多いとも言われます。
亀の世話を通して、命に対する責任感や慈しみの心が育まれ、精神的な成長を促されることも少なくありません。
こんな心理が隠れているかも
- 日々の喧騒から離れ、心の平穏を求めている
- 物事を着実に進めたいという安定志向がある
- 生命の神秘や自然との繋がりを大切にしたい
- 見返りを求めない愛情を注ぐ対象が欲しい
このように、亀を飼うという選択の裏には、単なるペットとしての興味だけでなく、自己の精神的なバランスを整え、より豊かな人生を送りたいという深い心理が働いているのです。
亀を飼うことは縁起が良い?悪い?
「亀を飼うことの縁起」について、様々な情報が飛び交う現代において、不安や疑問を感じるのは当然のことです。
しかし、結論から申し上げると、古今東西の文化やスピリチュアルな観点から見て、亀を飼うことは「極めて縁起が良い」と断言できます。
日本のことわざ「鶴は千年、亀は万年」が示すように、亀は古くから長寿とそれに伴う繁栄、そして揺るぎない安定の象徴として、人々から深く敬愛されてきました。
結婚式などの祝儀に用いられる結納品に亀の飾りが含まれることからも、その吉祥のシンボルとしての地位がうかがえます。
亀を飼うと貧乏になる?
一方で、「亀を飼うと貧乏になる」というネガティブな迷信が、一部で囁かれていることも事実です。この説が生まれた背景には、いくつかの現実的な要因が考えられます。
一つは、亀、特に水棲亀の飼育には、初期投資として水槽やフィルター、保温ライトなどが必要であり、日々の餌代や水質を維持するための電気代など、想定以上の維持コストがかかること。
もう一つは、伝統的な家相や風水の一部で、家の中心や特定の場所に大きな水槽(水の気)を置くことを良しとしない考え方があったことなどが挙げられます。
しかし、これらはあくまで物理的、あるいは特定の占術における解釈であり、亀という存在そのものが持つスピリチュアルな本質とは全く関係ありません。
根拠のない迷信
このネガティブな説は、亀が持つ本来のスピリチュアルな力とは無関係です。むしろ、後述するように亀は金運や財産を守る力の象徴とされる生き物です。
大切なのは、根拠のない迷信に心を惑わされることなく、一つの命として愛情と責任を持って接すること。そのポジティブな姿勢こそが、幸運を引き寄せる何よりの鍵となります。
スピリチュアルな世界観においては、亀は幸運を運び、持ち主を守護する神聖な生き物として一貫して扱われます。
その硬い甲羅は、あらゆるネガティブなエネルギーや邪気を物理的にも霊的にも跳ね返す強力な「盾」の象徴です。
家に亀がいるだけで、その場のエネルギーが浄化され、安定し、家族に平和と永続的な繁栄をもたらしてくれると考えられているのです。
亀は幸運を呼ぶ生き物とされる理由
亀が幸運を呼ぶとされる理由は、その生態や文化的背景に深く根差しています。様々な幸運の中でも、特に知られているのが「金運の上昇」です。
金運アップの象徴「ゼニガメ」
甲羅の形が昔のお金(銭)に似ていることから名付けられた「ゼニガメ」は、その名の通り金運を強力に引き寄せる存在として知られています。
亀を飼うことで家の気の流れが安定し、財産を守り、着実に増やしていく力が授かるとされています。
亀がもたらす幸運の種類 | 具体的な効果 |
---|---|
金運・財運 | 商売繁盛、貯蓄増加、思わぬ臨時収入など、経済的な豊かさをもたらす。 |
長寿・健康運 | 生命力の象徴であり、家族の健康と長寿をサポートする。 |
家庭運・対人運 | 家庭内の平和と調和を促し、人間関係を円滑にする。 |
仕事運・キャリア運 | 着実な努力が実を結び、安定した成功へと導く。 |
また、ハワイではウミガメは「ホヌ」と呼ばれ、海の守り神、幸運を運ぶ海の使いとして神聖視されています。
サーファーをサメから守ったという伝説もあり、災いから身を守る守護の力も信じられているのです。
家に亀が来たときの縁起の解釈
亀が自ら家や庭にやってくるのは、非常に縁起の良い出来事とされています。これは、その家に幸運が舞い込んでくる前触れであり、神様からの特別なメッセージだと考えられています。
特に、その家がこれから繁栄するというサインであり、家族に大きな幸運が訪れることを示唆しています。仕事での成功、子宝に恵まれる、良縁が舞い込むなど、様々な吉報の兆しと捉えることができます。
もし亀が家に来たら?
無理に捕まえたり追い払ったりせず、自然に去るのを見守るのが良いとされています。
もし弱っているようであれば、可能であれば保護し、元気になったら自然に帰してあげましょう。その親切な行いが、さらなる幸運を呼び込むかもしれません。
亀は安定したエネルギーを持つ場所に引き寄せられると言われています。
そのため、亀が訪れたということは、あなたの家のエネルギー状態が非常に良く、ポジティブな波動に満ちている証拠とも言えるのです。この幸運を感謝の気持ちで受け止め、さらなる運気アップに繋げましょう。
風水で見る亀の意味を深堀り
気の流れを読み解き運命を切り開く叡智である風水において、亀は単なる縁起の良い動物という位置づけを遥かに超えた、宇宙の秩序を象徴する極めて重要な霊獣として扱われます。
その最も代表的な姿が、天の四方を守護する伝説の聖獣「四神(ししん)」の一角を担う、北の守護神「玄武(げんぶ)」です。
四神とは、東の青龍(せいりゅう)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(すざく)、そして北の玄武を指し、それぞれが特定の方角と季節、色、そして司る運気を象徴しています。
玄武は亀に蛇が巻き付いた姿で描かれ、「水」の気を司り、季節では「冬」に対応します。その役割は、健康運、厄除け、そして何世代にもわたる長期的な繁栄と安定です。
玄武の硬い甲羅は、あらゆる災厄、病魔、そしてネガティブなエネルギーから家や人々を守る「最強の盾」と見なされており、その存在は家全体のエネルギーフィールドを安定させ、基盤を固める効果があるのです。
この玄武の力を、私たちの生活に具体的に取り入れるには、亀の置物や水槽の配置が鍵となります。
北に置く(基本の配置)
玄武の定位である北の方角は、最もそのパワーが発揮される場所です。ここに亀のアイテムを置くことで、健康運や仕事運の安定、そしてあらゆる災難から守られる効果が最大限に高まります。
玄関に置く(守りの要)
玄関は全ての気の入り口です。ここに亀を置くことで、外部から侵入しようとする悪い気(邪気)を強力にブロックし、良い運気だけを家の中に招き入れる神聖なフィルターの役割を果たしてくれます。
リビングに置く(家庭円満)
家族が集うリビングに配置することで、家庭内のエネルギーが調和し、円満な人間関係と絶え間ない平和をサポートしてくれます。
寝室に置く(健康長寿)
一日の疲れを癒し、エネルギーを再生する寝室、特に北枕になるように配置すると、睡眠中の守護が強化され、健康長寿の運気が高まります。
頼もしいガーディアン
風水の世界では、亀は「鎮宅(ちんたく)」、すなわち家を鎮め、その土地の霊的な安定を保つ力が非常に強いとされています。
特に、家の裏側(玄武位)や、なんとなく落ち着かない、エネルギーが不安定だと感じる場所に置くことで、その空間が浄化され、強力な守りのエネルギーで満たされるでしょう。
亀は、あなたの家を目に見えない力で守り育む、頼もしいガーディアンとなってくれるのです。
浄化におすすめできるスピリチュアルなアイテム
スピリチュアルな面で不安や疑問を感じている場合は、浄化アイテムを取り入れることで心の平穏を取り戻せたり、運気を上げることができる場合があります。
エネルギーの滞りを解消し、心と空間を清めるアイテムは、日常生活の中で手軽に使えるものが理想的です。
クリスタルチューナー4096Hzの癒しの波動
クリスタルチューナー4096Hzは、「天使の扉を開く音域」とされ、ネガティブなエネルギーを優しく溶かしていくと言われています。
水晶に優しく当てると広がる澄んだ音色は、オーラやチャクラに直接働きかけます。感情的になったり、思考が堂々巡りしたりするとき、この純粋な音が意識を高次元へと引き上げてくれるでしょう。
使い方はとても簡単です。静かな場所で深呼吸をしながら、クリスタルチューナーを優しく鳴らします。その音色に意識を集中させ、音が消えるまで耳を傾けましょう。
これを数回繰り返すだけで、心が徐々に落ち着いていくのを感じられるはずです。
パワーストーンの浄化にも使えるので、お気に入りの石と一緒に使うことで相乗効果が期待できます。
ホワイトセージの浄化スプレー
日々の生活で溜まったネガティブなエネルギーを手軽に浄化したいなら、ホワイトセージの力を借りるのがおすすめです。
ホワイトセージは古くから「けがれを祓う神聖なハーブ」として知られ、ネイティブアメリカンの儀式でも使われてきました。
とくにLUCAS(ルカス)のホワイトセージ浄化スプレーは、アメリカオーガニック認証を取得した最高級エクストラ・ホワイトセージから抽出したエッセンシャルオイルを配合したアイテムです。
人工香料や保存料は一切含まず、天然由来成分100%のため、安心して使えます。
不安や悩みがあるとき、シュッとひと吹き。天然石がキラキラ輝く美しいボトルから広がる優しい香りが、心と空間を清らかに包み込みます。
ホワイトセージの香りには心を落ち着かせる効果があり、ストレスや不安を和らげるのに役立ちます。眠れない夜にも、枕元にひと吹きするだけで穏やかな眠りへと誘ってくれるでしょう。
亀を飼うことで深まるスピリチュアルな世界を紐解く
- 道に亀がいるときのサイン
- 亀にまつわる伝説や不思議な逸話
- 亀の置物でもたらされる効果
- 神社で亀に出会うスピリチュアルな意味
- 亀はいったい何の神様として崇められるのか
道に亀がいるときのサイン
通勤途中や近所の散歩中など、日常生活の思わぬ場面で道端にいる亀に遭遇することがあります。多くの人は「珍しいな」と思うだけで通り過ぎてしまうかもしれませんが、これは見過ごすにはあまりにも惜しい、宇宙からの特別なスピリチュアルサインです。
道で亀を見かけた場合、その基本的なメッセージは「あなたが今進んでいる道は間違っていない。自信を持って、その歩みを続けなさい」という、力強い肯定と応援のメッセージだと解釈できます。
亀は、ウサギとカメの寓話に象徴されるように、決して速くはありませんが、着実に、そして確実に目的地へと向かいます。
その姿は、目先の短期的な成果や他人の評価に一喜一憂することなく、長期的な視野を持って地道な努力を続けることの尊さを、私たちに身をもって示してくれています。
もしあなたが今、ご自身のキャリアプランや人生全体の方向性について迷いや不安を抱えているならば、この出会いは「あなたの今の努力は、確実に未来の大きな成功の礎となっている」という、天からの温かい励ましの暗示なのです。
特に、金運に関しては、一攫千金のような派手なものではなく、着実な資産形成や安定した収入増に繋がる道が開けていることを示唆しています。
ここからは、遭遇した状況で読み解く、より詳細なメッセージを見ていきましょう。
亀が力強く道を横切る
あなたの人生が、間もなく大きな転換期を迎えるサインです。転職、引っ越し、新しい学びの開始など、未知の分野へ挑戦する絶好の機会が訪れています。
元気でツヤのある亀を見る
あなた自身の生命エネルギーが高まり、運気が強力に上昇している証拠です。この時期は、少し大胆に思えることでも積極的に行動することで、想像以上の幸運を掴める可能性があります。
複数匹の亀を同時に見る
これは非常に稀でパワフルな吉兆です。金運、対人運、健康運など、あらゆる面で大きな幸運が雪崩のように舞い込む前触れと考えられています。感謝の気持ちを忘れずに過ごしましょう。
道での亀との出会いは、あなたの守護存在が「ちゃんと見守っているよ」と伝えてくれているサインでもあります。
その幸運な出会いに感謝し、自信を持って日々の生活を送ることで、あなたの人生はさらに安定し、豊かなものとなっていくでしょう。
亀にまつわる伝説や不思議な逸話
亀が持つ神秘的な力と幸運の象徴としての地位は、一朝一夕に築かれたものではありません。その背景には、世界中の文化で何千年にもわたって語り継がれてきた、数多くの伝説や神聖な逸話が存在します。
これらの物語は、亀が単なる動物ではなく、宇宙の真理や神々の意志を体現する、深遠なスピリチュアルな存在であることを私たちに教えてくれます。
日本の代表的な逸話「浦島太郎」
日本において最も広く知られている逸話は、言うまでもなく昔話の「浦島太郎」です。
この物語の本質は、子供たちにいじめられていた弱い亀を助けるという、純粋な善意の行動が、結果として神秘的な竜宮城への招待という、計り知れないほどの幸運をもたらしたという点にあります。
これは、スピリチュアルな世界における「カルマの法則(行ったことが返ってくる)」を非常に分かりやすく示唆しています。
また、竜宮城が時を超越した不老不死の世界として描かれていることからも、亀が古くから長寿や永遠性の象徴として人々の心に深く刻まれていたことが伺えます。
世界を支える存在としての亀
そして、亀の神聖な役割は日本だけに留まりません。世界の神話体系に目を向けると、その存在感はさらに増します。
古代インド・ヒンドゥー教の神話では、世界は巨大な亀(世界亀)の背中の上に乗り、さらにその上に象がいて世界を支えているという壮大な宇宙観が存在しました。
これは、亀が宇宙そのものを支えるほどの根源的な安定と力の象徴であることを示しています。
神々の意志を伝える知恵の象徴
古代中国では、亀の甲羅に刻まれた神秘的な模様から、未来を予知する占術「亀卜(きぼく)」が生まれました。
これは国家の重要な意思決定にも用いられ、亀が神々の意志を伝える知恵と予知能力の象徴であったことを物語っています。漢字の起源にも影響を与えたと言われています。
母なる大地を象徴する創造神
ネイティブアメリカンの多くの部族は、自分たちの住む大地そのものを「タートル・アイランド」と呼びます。
これは、世界が大亀の背中に泥を盛って創られたという創造神話に由来しており、亀が母なる大地を象徴する偉大な創造神として崇拝されている証です。
これらの伝説や逸話は、単なる空想の物語ではありません。それは、古代の人々が亀という生物の中に、知恵、安定、長寿、そして時には世界そのものを支えるほどの、聖なる力を見出していたことの記録なのです。
亀を飼う、あるいはその存在に心を寄せることは、こうした人類の集合的な叡智と繋がる、深くスピリチュアルな行為と言えるでしょう。
亀の置物でもたらされる効果
生き物を飼うのが難しい場合でも、亀の置物を飾ることで、そのスピリチュアルな恩恵を受けることができます。亀の置物は、強力な開運アイテムとして、様々な効果を発揮します。
最も一般的な効果は、風水でも触れた厄除けと保護の力です。玄関や窓辺に置くことで、外部からの悪い気をシャットアウトし、家の中をクリーンなエネルギーで満たしてくれます。
特に、家の裏手やエネルギー的に弱いと感じる場所に置くと、家全体の運気を安定させる効果が期待できます。
石・陶器製
安定感や守護の力を高める。家の土台を固め、健康運や家庭運をサポートします。
金属製(真鍮など)
金運アップに特に効果的。西の方角に置くと、財運を強力に引き寄せます。
木製
成長や発展のエネルギーを持つ。東や南東に置くことで、仕事運や人間関係の発展を促します。
クリスタル(水晶)製
浄化の力が非常に高い。あらゆる運気を総合的に高め、持ち主の潜在能力を引き出します。
置物を選ぶ際は、直感的に「良いな」と感じるものを選ぶことが大切です。愛情を込めて飾ることで、置物はあなただけの強力な守り神となってくれるでしょう。
神社で亀に出会うスピリチュアルな意味
神社やお寺の池で亀が優雅に泳いでいる光景は、心を和ませてくれます。神社仏閣という神聖な場所で出会う亀は、より一層強いスピリチュアルなメッセージを持っています。
神社で亀に出会うことは、「あなたの願いが神様に聞き届けられる」という吉兆です。
特に、弁財天(べんざいてん)様をお祀りする神社では、亀は弁財天様の使いとされており、その姿を見ることは金運や芸事、学業成就のご利益が高まるサインとされています。
亀で有名な神社としては、以下のようなものがあります。
亀は「神の使い」とされ、手水舎や拝殿など境内の至る所で亀の像を見ることができます。
藤の名所として有名ですが、天神様の使いとして多くの亀が大切にされています。
神聖な場所で亀の穏やかな姿を見ることで、心が浄化され、精神的な平穏を取り戻すことができます。
もし悩みを抱えて参拝しているのであれば、亀は「焦らず時を待ちなさい。万事うまくいく」という神様からの励ましのメッセージを運んできてくれているのかもしれません。
亀はいったい何の神様として崇められるのか
亀は、特定の単一の神様そのものとして祀られることは稀ですが、その代わりに多くの文化や宗教において、神々の意志を地上に伝える「神の使い(神使)」や、神聖な力を宿す「霊獣」として、極めて重要な役割を担ってきました。
その役割は多岐にわたり、世界中の様々な神々と深く関連付けられています。
航海の安全と人生の導き手「猿田彦大神」との関連
日本の神話において、天孫降臨の際に天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を道案内したのが、国津神の長である「猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)」です。
そして、その猿田彦大神を伊勢の海からお導きしたのが亀であったという伝説が残されています。
この逸話から、亀は単に航海の安全を守るだけでなく、私たちが人生という大海原で道に迷った際に、進むべき正しい方向を照らしてくれる、聖なる導き手としての神格を持つに至りました。
金運・財運・芸能を司る「弁財天」の神使
先述の通り、七福神の一柱として広く信仰されている弁財天様の神使としても、亀は非常に有名です。
弁財天様は元々、古代インドの偉大な聖なる河の女神「サラスヴァティー」が仏教に取り入れられた神様です。
そのため、水との関わりが非常に深い亀が、そのお使いとして選ばれたのはごく自然なことでした。
全国の弁財天様をお祀りする神社仏閣(例えば、滋賀県の竹生島神社など)で、数多くの亀が大切に保護され、信仰の対象となっているのはこのためです。
弁財天様の神使である亀に祈りを捧げることは、金運や財運、そして音楽や芸術といった才能の開花に強力なご利益があるとされています[42]。
北方を守護する水の神「玄武」
風水のセクションでも解説した通り、中国の神話体系における四神の一柱「玄武」は、亀と蛇が一体となった姿の霊獣であり、北方を守護する水の神とされています。
玄武は不死や長寿、そして子孫繁栄を司る強力な神として、青龍・白虎・朱雀といった他の三神と共に、古代から篤く崇められてきました。
この信仰は日本にも伝わり、古墳の壁画などにその姿を見ることができます。
世界を創造し維持する神々との関わり
さらに世界に目を向ければ、ヒンドゥー教の最高神の一柱であるヴィシュヌ神が、世界を救うために取った10の化身(アヴァターラ)のうち、第2の姿が巨大な亀「クールマ」でした。
クールマは、神々と悪魔が不老不死の霊薬「アムリタ」を得るために行った「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」という天地創造の神話において、その攪拌棒の土台となって世界を支え続けたとされています。
このように、亀は世界の創造、維持、そして守護といった、宇宙の根源的な力を持つ神聖な存在として、世界中で畏敬の念を持って扱われてきたのです。
=記事の総括:亀を飼うスピリチュアルな意味とは?幸運を呼ぶ秘密と金運との関係を紐解く

最後までお付き合いいただきありがとうございました。今回の記事の総括です。
- 亀を飼うことは金運や健康運を呼ぶ開運行為
- 「亀を飼うと貧乏になる」は根拠のない迷信
- 亀の動きは現代人に心の平穏と癒やしを与える
- 風水で亀は厄除けと家運安定の守り神である
- 道や神社で亀に会うのは運気上昇の吉兆
- 亀は世界中の神話で神聖な生き物として登場
- 亀の置物でも厄除けや金運アップの効果あり
- 亀は弁財天などの神の使い(神使)とされる
- 亀を飼いたい心理には安定と癒やしへの願い
- 亀が家に来るのは大きな繁栄が訪れるサイン
- スピリチュアルな意味を知ると飼育が深まる
- 亀との生活は飼い主自身の精神的成長を促す
- 亀は自分のペースで生きることの大切さを教える
- 亀の甲羅はネガティブなエネルギーから守る盾
- 亀との暮らしは宇宙や自然との繋がりを教える
※当サイトはスピリチュアルに関連する記事を公開しているメディアサイトです。掲載記事には、不確定な要素が含まれる場合もあることにご注意ください。また、当サイトの情報を用いて発生したいかなる損害について、運営者は一切の責任を負いません。