スピリチュアルにはまる人は知能が低いって本当?真実と誤解を解説

スピリチュアルにはまる人は知能が低いって本当?真実と誤解を解説 スピリチュアル
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「スピリチュアルにはまる人は知能が低い」という言葉を耳にしたことはありませんか。

もしくは、身近な家族や友人がスピリチュアルに傾倒していて、なぜそこまで信じ込んでしまうのか不思議に思っているかもしれません。

ゆう
ゆう

はじめまして。スピリチュアルライターの「ゆう」と申します。

確かに、占いやヒーリング、引き寄せの法則などに依存しすぎている人を見ると、現実から目を背けているように感じることもあるでしょう。

スピリチュアルにハマる女性が多いという話や、IQとの関係性について気になっている方も少なくないはずです。

しかし、この問題は単純に知能の高低だけで片付けられるものではありません。

実は、頭がいい人でもスピリチュアルに惹かれることがありますし、スピリチュアルに依存する人の心理状態には、誰にでも起こりうる人間の本質的な弱さが関係しているのです。

この記事では、スピリチュアルと知能の関係について、科学的な研究結果や心理学的な視点から丁寧に解説していきます。

周囲の人がスピリチュアルにハマる年齢や特徴、そして健全な関心と危険な依存を見分けるポイントまで、あなたの疑問に寄り添いながらお伝えしていきますね。

  • 知能が低いという言説の真偽と科学的根拠
  • IQとスピリチュアルの関係性
  • スピリチュアルにハマる女性や男性の特徴と年齢層
  • スピリチュアル依存の心理状態と健全な付き合い方

スピリチュアルにはまる人は知能が低いは本当?

「スピリチュアルにはまる人は知能が低い」という言葉を聞いたとき、あなたはどう感じましたか。

これは、インターネット上でもよく議論されているテーマですが、実際のところはどうなのでしょうか。ここでは、科学的な研究結果や心理学的な視点から、この疑問に丁寧に答えていきます。

  • スピリチュアルにはまる人は知能が低い?
  • スピリチュアルにハマる人の特徴7選
  • IQとスピリチュアルに科学的な関係はある?
  • 頭がいい人がスピリチュアルに惹かれる理由
  • なぜ女性はスピリチュアルにハマることが多い?
  • スピリチュアルにハマる男性の傾向とは

スピリチュアルにはまる人は知能が低い?

結論から申し上げますと、スピリチュアルに興味を持つこと自体と知能の高低には、直接的な関係はありません。この点は、最新の研究でも明らかになっています。

確かに、ウォータールー大学の研究では、スピリチュアル系の格言の真偽を見抜けない人は言語的知性と流動的知性が低い傾向があるという結果が出ています。

また、8500人を対象にした別の調査では、知能が低く低学歴な人ほど占星術を信じやすいというデータも存在します。

しかし、ここで注意していただきたいのは、問題なのはスピリチュアルに「興味を持つこと」ではなく、それに「依存しすぎること」だという点です。

歴史を振り返ると、アイザック・ニュートンは近代科学の父でありながら錬金術に没頭していましたし、スティーブ・ジョブズも禅の実践者でした。つまり、高い知性を持つ人でもスピリチュアルな世界に関心を持つことは珍しくないのです。

「知能が低い」と思われるパターンには、実は明確な特徴があります。それは、考えることを放棄している状態です。

占いの結果が悪いと良い結果が出るまで何度も占い直す、現実の問題を放置したまま内面の癒しばかり追求する、「宇宙が何とかしてくれる」と信じて何も行動しない——このような状態になると、論理的思考や問題解決能力といったIQに関わる能力が発揮されなくなります。

つまり、スピリチュアルそのものが問題なのではなく、それによって現実から目を背け、自分で考える力を手放してしまうことが問題です。

スピリチュアルにハマる人の特徴7選

では、スピリチュアルにハマりやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。

これらを理解することで、身近な人がなぜハマってしまうのか、あるいは自分自身が依存しないためのヒントが見えてきます。

1. 決断力がなく自信を持てない

自分の判断に自信が持てず、いつも誰かに答えを求めてしまう人は、スピリチュアルに依存しやすい傾向があります。占いやヒーリングは、明確な答えや方向性を与えてくれるように感じるため、決断を他者に委ねたい心理と相性が良いのです。

2. 現状に強い不満を抱えている

仕事や人間関係、経済状況など、現実の生活に満足できていない人は、スピリチュアルな世界に救いを求めることがあります。「引き寄せの法則」や「波動を上げる」といった概念は、努力せずに現状を変えられるかもしれないという希望を与えてくれるからです。

3. 不安を感じやすく繊細である

感受性が強く、周囲のエネルギーや雰囲気に影響されやすい人は、スピリチュアルな説明に納得しやすい傾向があります。「あなたは共感能力が高いエンパス体質」「霊的に敏感」といった言葉に、自分を理解してもらえたと感じることも多いでしょう。

4. 承認欲求が満たされていない

家族や友人、パートナーから十分な愛情や承認を得られていないと感じている人は、スピリチュアルの世界で「あなたは特別な存在」「選ばれた魂」といったメッセージに強く惹かれます。これは、無条件の愛や承認を求める心の働きなのです。

5. 流されやすく断れない性格

周囲の意見や雰囲気に流されやすく、自分の意見を主張するのが苦手な人は、スピリチュアルコミュニティに入り込みやすい傾向があります。一度ハマると、「波動が低い」と思われたくないという心理から、抜け出しにくくなることもあります。

6. 過去にトラウマを抱えている

幼少期の家庭環境や過去の人間関係で深く傷ついた経験がある人は、その痛みから逃れるためにスピリチュアルに頼ることがあります。心の傷が癒されていない状態では、現実的な問題解決よりも精神的な慰めを優先してしまうのです。

7. 毎日の占いや運勢が気になる

朝のテレビの星座占いや、スマートフォンアプリの今日の運勢を毎日チェックせずにはいられない人は、すでに依存の入口に立っているかもしれません。日常の小さな決断まで占いに頼るようになると、自分で判断する力が徐々に弱まっていきます。

これらの特徴に当てはまるからといって、必ずしもスピリチュアルに依存するわけではありません。ただし、複数の特徴が当てはまる場合は、依存しやすい心理状態にあることを自覚しておくことが大切です。

IQとスピリチュアルに科学的な関係はある?

IQ(知能指数)とスピリチュアルの関係について、科学的な研究はどう示しているのでしょうか。これは非常に興味深いテーマです。

まず、IQとは何かを整理しておきましょう。IQは、論理的思考、計画性、問題解決能力、抽象的思考力、客観的判断力、言語化能力などの知的活動を数値化したものです。

結論として、最新の研究ではスピリチュアルな傾向と知能指数との間にはほとんど関係が見られないことが分かっています。

むしろ、スピリチュアルな感性を持つ人は、IQテストでは測れない別の能力——共感力、直感、意味を見出す力——が強い傾向があるのです。

これらの能力は、EQ(感情知性)や洞察力の分野に関係するもので、決して知能が低いことを意味しません。実際、近年では「スピリチュアル・インテリジェンス(SQ)」という概念も提唱されており、これはIQとEQを統合し、人生の意味や方向性を見出す究極の知能とされています。

では、なぜ「IQが低い」という印象を持たれるのでしょうか。

それは、スピリチュアルに「依存しすぎる」ことで、本来持っている論理的思考力を使わなくなってしまうからです。

「占い師がこう言ったから」「カードがこう出たから」と、自分で考えることを放棄してしまうと、問題の原因を分析したり、解決策を論理的に導き出したりする能力が発揮されません。

スピリチュアルに興味を持つこと自体は知能とは無関係です。しかし、それに依存して思考停止状態になると、結果的にIQに関わる能力が発揮されなくなり、「知能が低い」という印象を与えてしまうのです。

頭がいい人がスピリチュアルに惹かれる理由

意外に思われるかもしれませんが、高学歴の方や知的な職業に就いている方でも、スピリチュアルに深く傾倒するケースは少なくありません。これには、いくつかの理由があります。

思考力が高いゆえの限界を感じる

論理的思考に優れた人ほど、思考だけでは解決できない人生の問題に直面したときに、大きな挫折感を味わうことがあります。恋愛、人間関係、人生の意味——こうした問題は、どれだけ分析しても答えが出ないことがあります。

そのとき、スピリチュアルは「別の視点」「新しい答え」を提供してくれるように感じられるのです。

体系化された知識としての魅力

スピリチュアルの世界には、占星術、タロット、数秘術、チャクラ理論など、非常に体系的で複雑な知識体系が存在します。知的好奇心が旺盛な人にとって、これらを学ぶこと自体が知的な刺激になるのです。

科学の限界を理解しているから

実は、本当に頭がいい人ほど、科学がまだ解明できていない領域があることを理解しています。量子力学の不確定性原理や、意識の問題など、科学の最先端には説明できない謎が数多く残されています。

そうした人たちは、スピリチュアルを「非科学的だから否定する」のではなく、「まだ科学で説明できないだけかもしれない」という柔軟な態度を取ることがあります。

ストレスからの逃避場所

高い地位や責任ある立場にいる人ほど、日常的に大きなストレスやプレッシャーにさらされています。そんなとき、スピリチュアルは心の安らぎや癒しを与えてくれる場所として機能します。

ただし、頭がいい人がスピリチュアルにハマる場合も、依存には注意が必要です。「自分は賢いから大丈夫」という過信が、かえって深みにはまる原因になることもあるのです。

なぜ女性はスピリチュアルにハマることが多い?

統計的に見ると、スピリチュアルや占いに興味を持つのは圧倒的に女性が多いことが分かっています。

占いサービスの利用者の約90%が女性で、男女比は概ね2:8から3:7程度です。

では、なぜ女性の方がスピリチュアルに惹かれやすいのでしょうか。

生物学的な要因:セロトニンの量

脳内のセロトニン合成能力は、男性が女性の約1.5倍あることが分かっています。セロトニンは心の安定に関わる神経伝達物質ですので、女性は生物学的に不安を感じやすいのです。

特に生理前のホルモンバランスが崩れる時期には、この傾向が顕著になります。不安が強いとき、人は何かに頼りたくなるもので、そこでスピリチュアルや占いが心の支えになるのです。

共感力と直感を重視する傾向

男性は論理や分析を重視する傾向があるのに対し、女性は共感や直感を大切にする傾向があります。これは脳の構造の違いによるもので、どちらが優れているという問題ではありません。

スピリチュアルの世界は、まさにこの直感や共感を重視する世界です。「何となく感じる」「波動を受け取る」といった感覚的なアプローチは、女性の感性と相性が良いのです。

社会的な要因:愛の欠乏

家族、友人、パートナー、そして自分自身からの愛が満たされないと、心にぽっかりと穴が空いたような感覚になります。

特に女性は、承認欲求や愛されたいという欲求が強い傾向があり、それが満たされないときにスピリチュアルの世界に「無条件の愛」を求めることがあります。

「あなたはただ存在しているだけで素晴らしい」「あなたは選ばれた魂」といったメッセージは、現実で認められていないと感じている人の心を深く癒します。

年齢層との関係

20代女性の66%が「占いを信じる」と回答したデータもあり、若い世代ほどスピリチュアルに対する抵抗感が少ない傾向があります。

しかし、実際の利用者層としては30代から50代の女性が中心で、仕事や家庭の悩みで精神的な支えを求める時期と重なっています。

スピリチュアルにハマる男性の傾向とは

女性に比べると少数派ですが、男性もスピリチュアルにハマることがあります。ただし、そのパターンは女性とは少し異なります。

元々霊感が強い人

子どもの頃から霊が見える、予知夢を見るなど、実体験がある男性は、「この世界の真実は何なのか」という知的好奇心からスピリチュアルに入っていくことがあります。これは、不安からではなく探求心からのアプローチです。

現実逃避としてのスピリチュアル

男性の場合、問題に直面したときの選択肢は通常「自力で突破する」か「現実逃避する」かの二択になりがちです。

そして、努力や挑戦を放棄し、「もう自分には無理……」と行き詰まった先に、スピリチュアルに逆転の望みを託すことがあります。

「この方法で人生が変わるかもしれない」という他力本願な期待から、深くハマっていくパターンです。

知的探求としてのアプローチ

男性の中には、スピリチュアルを学問や哲学として探求する人もいます。ただし、こうした人は途中から方向性がズレて、超能力やUFO、陰謀論などの関連分野に興味が移っていくこともあります。

男女の違いまとめ

女性は「共感」「癒し」「承認」を求めてスピリチュアルに向かうのに対し、男性は「知的好奇心」「現実逃避」「他力本願」という動機でハマる傾向があります。どちらも根底には満たされない何かがあるという点では共通しています。

スピリチュアルにはまる人は知能が低い?

ここまで、スピリチュアルと知能の関係について客観的に見てきましたが、それでも「スピリチュアルにはまる人は知能が低い」と感じてしまう瞬間があるのも事実です。

その理由を深掘りしていきましょう。

  • スピリチュアルに依存する人の心理状態とは
  • スピリチュアルにハマる年齢に共通点はある?
  • スピリチュアル依存の末路とは
  • 周囲が「スピリチュアルは頭がおかしい」と感じる瞬間
  • 健全な関心と危険な依存を見分けるポイント
  • スピリチュアルにはまる人は知能が低いという誤解への対処法

スピリチュアルに依存する人の心理状態とは

スピリチュアルへの健全な関心と、依存状態には明確な違いがあります。依存している人の心理状態を理解することで、なぜ周囲が「おかしい」と感じるのかが見えてきます。

自己決定力の喪失

依存状態にある人は、自分の人生の選択を他者(占い師やヒーラー)に委ねてしまいます。「カードがこう言っているから」「先生がこう言ったから」という言葉が口癖になり、自分で考え判断する力が失われていきます。

これは、知能が低いのではなく、知能を使うことを放棄している状態です。

認知バイアスの強化

依存している人は、「確証バイアス」が非常に強くなります。これは、自分の信念に合う情報ばかりを重視し、反対する事実を無視する心理傾向のことです。

占いが当たった経験ばかりを記憶し、外れたことは「まだその時期じゃなかった」「自分の波動が低かったから」と都合よく解釈してしまうのです。

現実の問題から目を背ける

依存状態にある人は、本来向き合うべき問題——経済的困窮、人間関係の悪化、健康問題——を放置したまま、内面の癒しや波動上げばかりに集中します。

「宇宙が何とかしてくれる」「引き寄せの法則で願えば叶う」と信じて、具体的な行動を起こさないため、問題はさらに深刻化していきます。

批判的思考の停止

健全な精神状態であれば、「本当にそうだろうか?」「根拠は何だろう?」と疑問を持つことができます。しかし依存状態では、スピリチュアルな教えを無批判に受け入れてしまうのです。

依存のサイン

もし身近な人が以下のような状態になっていたら、依存が始まっている可能性があります。

  • 重要な決断を全て占いやスピリチュアルに頼る
  • 「波動」「エネルギー」という言葉を多用する
  • 現実的な助言を「波動が低い」と拒絶する
  • 高額なセミナーやグッズに次々とお金を使う

スピリチュアルにハマる年齢に共通点はある?

スピリチュアルにハマる年齢には、ある程度の傾向があることが分かっています。

20代:自己探求の始まり

20代は、自分とは何か、人生の目的は何かを考え始める時期です。アイデンティティの模索の過程で、スピリチュアルに答えを求めることがあります。この年代では、SNSやアプリを通じた気軽な占い利用が多い傾向があります。

30代~40代:人生の悩みのピーク

この年代は、スピリチュアル利用者の中心層です。仕事でのキャリアの悩み、結婚や出産といったライフイベント、親の介護問題など、複雑で答えのない問題に直面する時期です。

また、少し経済的な余裕も出てくるため、対面式の占いや高額なセミナーに通う人も増えます。

40代~50代:人生の転機

更年期や子どもの巣立ち、親との死別など、人生の大きな転機を迎える時期です。「この先の人生をどう生きるか」という問いに向き合うとき、スピリチュアルが心の支えになることがあります。

50代以上:開運習慣の定着

シニア女性の75%が何かしらの開運習慣を取り入れているというデータもあります。健康や家族の幸せを願う気持ちが、スピリチュアルな実践につながっているのです。

年齢によってスピリチュアルに求めるものは変化します。若い頃は自己理解や恋愛が中心ですが、年齢が上がるにつれて健康、家族、人生の意味といったテーマが増えていきます。

スピリチュアル依存の末路とは

スピリチュアルへの依存が深刻化すると、どのような結果を招くのでしょうか。ここでは、実際に起こりうる末路について、冷静にお伝えします。

経済的な困窮

依存が進むと、高額なセミナーや講座、グッズに多額のお金を費やすようになります。数十万円から数百万円という金額をスピリチュアル関連に使ってしまい、生活費や貯金が底をつくケースも少なくありません。

「投資すれば引き寄せられる」という言葉を信じて、借金をしてまでセミナーに通う人もいます。

人間関係の崩壊

スピリチュアルの話ばかりするようになり、家族や友人との会話が成り立たなくなります。「あなたは波動が低い」「覚醒していない」といった言葉で周囲を批判するようになると、大切な人たちが離れていきます。

最終的には、スピリチュアル仲間としか交流しなくなり、社会的に孤立してしまうこともあります。

共依存の形成

特定のヒーラーや占い師に依存すると、その人もあなたに依存するという共依存関係が生まれることがあります。お互いに依存し合う状態は、通常の依存症よりも抜け出すことが困難です。

判断力の完全な喪失

依存が極限まで進むと、日常の些細なことまで自分で決められなくなります。「今日は何を食べるか」「どの道を通るか」といったことまで占いやカードに頼るようになり、人間としての基本的な機能が失われていきます

詐欺やカルトの被害

判断力が低下した状態では、悪質なスピリチュアルビジネスや霊感商法の格好のターゲットになります。「あなたには悪い霊がついている」「このまま放置すると大変なことになる」といった脅しで、高額な商品やサービスを買わされるケースもあります。

深刻な末路のパターン

領域 具体的な影響
経済面 貯金の枯渇、借金の増加、破産
人間関係 家族との断絶、友人の喪失、社会的孤立
精神面 自己決定力の喪失、現実認識の歪み
身体面 医療の拒否による健康悪化
法的問題 詐欺被害、カルト団体への関与

ただし、こうした末路は依存が極限まで進んだケースです。早い段階で気づき、適切な対処をすれば、十分に回復可能です。

周囲が「スピリチュアルは頭がおかしい」と感じる瞬間

スピリチュアル自体は否定されるべきものではありませんが、周囲の人が「これはおかしい」と感じる瞬間には、明確なパターンがあります。

論理的な会話が通じなくなる

現実的な問題について話し合おうとしても、「波動」「エネルギー」「宇宙の采配」といった言葉で片付けられてしまい、具体的な議論ができなくなる瞬間です。

例えば、経済的な問題について相談しても「お金のブロックを外せば大丈夫」といった抽象的な答えしか返ってこないと、会話が成立しません。

押し付けと決め付けが始まる

「私は〇〇星から来た」というだけならまだしも、「あなたは私の星で部下だった」「前世であなたは私に借りがある」といった、他者への押し付けが始まると、周囲は強い違和感を覚えます。

批判を一切受け入れない

冷静な助言や心配の声を、「波動が低い」「覚醒していない」「理解できないのは成長していないから」と一蹴してしまう態度は、カルト的な妄信を連想させます。

現実の責任を放棄する

仕事や家事、子育てといった現実の責任をおろそかにして、「波動を上げること」「浄化すること」ばかりを優先する姿勢は、周囲から見れば現実逃避そのものです。

高額な支払いを正当化する

「このセミナーは100万円するけど、それだけの価値がある」「お金を払うことで宇宙にコミットメントを示す」といった理屈で、明らかに不釣り合いな高額商品の購入を正当化する様子は、洗脳やマインドコントロールを疑わせます。

境界線を超える瞬間

スピリチュアルへの興味が「個人的な探求」の範囲にとどまっている間は問題ありません。しかし、それが「他者への押し付け」や「現実の責任放棄」に発展した瞬間、周囲は「頭がおかしい」と感じるのです。

健全な関心と危険な依存を見分けるポイント

では、スピリチュアルへの健全な関心と、危険な依存状態は、どのように見分けることができるのでしょうか。具体的なチェックポイントをご紹介します。

自己決定権を持っているか

健全な状態:占いやスピリチュアルの情報は参考程度にし、最終的な判断は自分で下している。

依存状態:重要な決断を全て占いやヒーラーの言葉に委ねている。自分の意思で決められない。

現実の問題に向き合っているか

健全な状態:スピリチュアルで得た気づきを、具体的な行動に変えている。仕事も人間関係も大切にしている。

依存状態:現実の問題を放置したまま、内面の癒しや波動上げばかりに時間を使っている。

経済的なバランスは保たれているか

健全な状態:スピリチュアルにかける費用は、収入の範囲内で計画的。月に数千円から1万円程度。

依存状態:生活費を削ってまでセミナーやグッズを購入している。借金をしてまで投資している。

批判的思考を保っているか

健全な状態:スピリチュアルな情報に対して「本当かな?」と疑問を持つことができる。合わないものは取り入れない。

依存状態:スピリチュアルな教えを無批判に受け入れている。疑問を持つこと自体が「波動が低い」と感じる。

人間関係は健全か

健全な状態:スピリチュアルに興味のない友人や家族とも、良好な関係を維持している。

依存状態:スピリチュアル仲間としか付き合わなくなり、家族や友人を「波動が低い」と切り捨てている

時間配分は適切か

健全な状態:スピリチュアルな実践は、人生全体の10~20%程度。仕事や家族との時間を最優先している。

依存状態:一日の大半をスピリチュアルな活動に費やしている。現実世界での役割がおろそかになっている。

セルフチェックリスト

以下の項目に複数当てはまる場合は、依存の可能性があります。

  • 占いの結果が気に入らないと、良い結果が出るまで何度も占い直す
  • 毎日複数の占いやスピリチュアルサイトをチェックしないと不安
  • スピリチュアルにかける費用が月3万円を超えている
  • 家族や友人から「最近おかしい」と心配されている
  • 現実的な助言をする人を「理解がない」と批判したくなる
  • 仕事や家事がおろそかになっている
  • 「波動」「エネルギー」という言葉を一日に何度も使う

スピリチュアルにはまる人は知能が低いという誤解への対処法

最後に、「スピリチュアルにはまる人は知能が低い」という誤解に、どう向き合えばよいのかをお伝えします。これは、ご自身がスピリチュアルに興味をお持ちの方にも、身近な人がハマっている方にも役立つ内容です。

事実を正しく理解する

まず大切なのは、スピリチュアルへの興味と知能には直接的な関係がないという事実を、冷静に理解することです。

歴史上の偉人たちも神秘主義に惹かれてきましたし、現代でも多くの知識人がスピリチュアルな思想を探求しています。問題は興味を持つことではなく、それに依存して思考を停止させることなのです。

自己批判をやめる

もしあなた自身がスピリチュアルに興味を持っていて、「自分は頭が悪いのでは」と悩んでいるなら、その自己批判はやめましょう

大切なのは、スピリチュアルを「現実逃避の道具」にするのではなく、「人生をより良く生きるための智慧」として活用することです。占いで得たメッセージを具体的な行動に変え、現実世界でも成果を出していれば、誰も「知能が低い」とは思いません。

身近な人への対応

もし家族や友人がスピリチュアルに依存していて心配なら、「知能が低い」という批判は避けてください。この言葉は相手を深く傷つけ、さらに心を閉ざさせてしまいます。

代わりに、「最近何があったの?」「何か悩んでいることがあるなら聞くよ」と、その人が抱えている本当の問題に寄り添う姿勢を見せてください。

境界線を引く勇気

身近な人のスピリチュアル依存があまりに深刻で、あなた自身の生活や精神的健康が脅かされている場合は、距離を置く勇気も必要です。

「あなたのことは心配しているけれど、私はスピリチュアルな話題は控えたい」とはっきり伝え、健全な境界線を引くことは、冷たいことではありません。自分を守ることは、結果的に相手を助けることにもつながります。

専門家への相談も検討する

依存が深刻な場合や、詐欺やカルトが関わっている可能性がある場合は、カウンセラーや弁護士などの専門家に相談することも検討してください。一人で抱え込まず、適切なサポートを求めることが重要です。

スピリチュアルは、使い方次第で人生を豊かにする道具にもなれば、人生を破壊する罠にもなります。大切なのは、常に現実に足をつけ、自分の頭で考える力を手放さないことです。

健全な付き合い方の実践

ゆう
ゆう

最後までお付き合いいただきありがとうございました。今回の記事の総括です。

最後に、スピリチュアルとの健全な付き合い方をまとめておきます。

  • スピリチュアルは人生の10%程度に留め、90%は現実世界で生きる
  • 占いやヒーリングは月に1回程度、人生の方向性を確認するためだけに使う
  • 瞑想や内観で得た気づきは、必ず具体的な行動に変える
  • 現実世界での人間関係や仕事を最優先する
  • 批判的思考を保ち、「本当にそうか?」と自問する習慣を持つ
  • スピリチュアルにかける費用は、収入の5%以内に抑える

これらを意識することで、スピリチュアルの良い面だけを取り入れ、依存のリスクを避けることができます。

結局のところ、スピリチュアルにはまる人は知能が低いのではなく、使い方を誤ると誰でも思考停止に陥る可能性があるのです。

この記事で得た知識を活かして、あなた自身、そして大切な人を守っていただければと思います。

最終的な判断は、あなた自身の価値観や状況に応じて行ってください。もし深刻な悩みを抱えている場合は、信頼できる専門家への相談も検討してください。

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